3年ぶりのゴールデンウィーク期間中のツアーに行ってきました♪

皆さん、Aloha! 和田タイチョーです!

日本の皆さん、どんなゴールデンウィークを過ごしましたか? 中にはハワイに行きました!という方もいるでしょうね。中にはハワイ島にも行きました!という方もいることでしょう。しかし現実には日本人にとってハワイはまだまだハードルが高いという意見を耳にします。隔離が事実上無くなったとはいえ、帰国時に抗原検査やPCR検査をしてもし陽性だったら職場に迷惑をかけてしまうとか、会社の経営者の方なら休み明けに仕事を止める訳にはいかないとか色々心配な事があるようですね。

しかし、世界はどんどんオープンしていくという流れで、非常に保守的な(政治的な意味ではなくマインドの面で)ハワイですらマスクの義務付けを解除しました。ハワイはアメリカ50州の中で最後までマスク義務付けしていた州ですからね。オミクロンになってからの感染力は驚異的で、これを防ぐことは不可能ということと、重症化のリスクが格段に減ったということが相まって経済を回していかないと別な意味で死んでしまうという気持ちや、自由になりたいという気持ちがこれまでの恐れを上回った結果かもしれませんね。知らないうちに感染していて無症状のまま完治して抗体ができているという人も実際にはたくさんいるかも知れませんね。アメリカでは各地で感染者数が一気に増加した後に急激な低下を示しました。確かにハイリスクの方々は注意が必要ですがそれは別の感染症でも共通なことですので、いつまでも経済を止める方が遥かにリスクが高いという判断だと思います。

2020年の3月に突然日本からの観光客が途絶え、ハワイ島の観光業は未だかつて無い大打撃を受けました。弊社も2年間で催行したツアーはわずか数本。しかも全て日本からの観光客ではなく、アメリカ本土やホノルルに暮らす日本人観光客でした。経費だけは毎月出ていくわけで、会社の収入がほぼゼロということで自前の貯金を切り崩して会社の口座に流し込むという持久戦が続きました。実は一度廃業する決断をしたのですが、ガイドの後輩たちやツアー会社さんから惜しむ声を頂き、もうひと踏ん張りしてみようということになった次第です。

継続を決めて初めての大型連休が今回のGWでした。期待はしていませんでしたが、念願の日本からのお客様が二組ご予約を頂きました。一組目は普通のルートでご予約頂いたお客様で二年以上ぶりの日本からの観光客でした。本当に嬉しかったですよ。ガイド引退しなくてよかった~と思いました。二組目はコナ在住のお友達の日本に暮らす息子さんとその彼女のカップルさんでした。残念ながらハワイ島のGWはお天気がイマイチでした。通常の貿易風と山の地形でできる雲ではなく、もっと大きなスケールの気象でできる雨雲にすっぽりと覆われてしまい、島中がどんよりした天気でした。一組目のお客様は5月2日でケアウホウのホテルからの出発ということで南回りで火山に向かいましたが、火山までは雨も降らずに順調でしたが火山に着いてからはほぼ全編雨というあいにくのお天気でした。それにもめげず皆さん元気に大自然を満喫して頂けました。お写真の使用の可否をお聞きするのを忘れてしまいましたので掲載できませんが、悪天候の中でも真っ赤に煮えたぎる溶岩湖も見えました。

二組目はお友達の息子さん&彼女さんでしたが、雨が降ったり止んだりの忙しい天気でした。お友達の息子さんはS君、可愛らしい彼女はIちゃんです。こちらは人混みを避けるということで深夜二時にコナを出発し、二時間ほどで火山国立公園に到着しました。トイレ休憩の後早速デバステーショントレイルの駐車場に車を停め、雨具を着込んで歩きはじめました。私は大きなカメラバッグと三脚を担ぎ、S君には私の七つ道具の一つフィールドスコープを持っていただきました。一人で持ちきれない時はお客様にもご協力して頂くことがありますのでその時はよろしくお願いしますね。これも迫力のシーンを観るためなのでご協力お願いします。

こちらがそのフィールドスコープです。82mmの大口径で暗いものも良く見えます。倍率は30倍です。これにスマホのアタッチメントを付けたら皆さんのスマホが超望遠カメラに早変わりします。この写真の遠くの木の枝がこんなに拡大されますよ!

それでは火口の写真を観ていきましょう! まずは肉眼で見た感じに近い画角で御覧ください。この写真は時系列では前後しますが帰る直前の夜明け前の明るくなってきた5:30頃の写真です。

お次は焦点距離87mmで撮影した写真です。中望遠という感じですから肉眼より1.7倍ぐらいの倍率ですね。赤く見える部分はもちろんですが黒く固まっている部分も火口の底の部分は全て溶岩湖になっています。溶岩湖とは文字通り溶岩でできた湖です。水に例えるならば赤く光る部分が液体の水で、黒い部分が凍った湖面です。黒い固まった溶岩のすぐ下は液体の溶岩が溜まっています。1000℃の湖ですよ。この画角だと溶岩湖全体が写せる感じですね。

同じ画角で30秒間シャッターを開けて撮影すると、その間に噴気が流れて幻想的になります。左のベントから噴出した溶岩は左の溶岩湖に流れ込み、その後右方向で固まった湖面の下に流れ込みます。そして黒く固まった表面の中に潜った溶岩は再び固まった溶岩を破って地表に溢れ出し中央や右側のアクティブな溶岩湖を作っています。中央や右のアクティブな溶岩湖は見える日もあれば固まって見えない日もあります。行くたびに違った姿を見せてくれます。

お次は上の写真の左側の溶岩湖とスパターコーン(溶岩滴丘/ようがんてききゅう)を大きく写すためにズームで465mmで撮影しました。倍率にすると9.3倍です。ここまで拡大するとディテールもだいぶわかるようになってきます。1.3秒のスローシャッターなのでスパターコーンから溶岩が弾け飛んだ軌跡が写ってますね。望遠撮影は5:00頃でまだ暗い時間帯の撮影になります。

同じ画角で中央の溶岩湖を御覧ください。こちらは地下から表面を突き破って現れた溶岩湖です。

こちらは右の溶岩湖です。こちらは焦点距離350mmで撮影していますので倍率にすると約7倍になります。いろいろな場所から火山ガスが出ています。

では溶岩湖の最後の写真になります。スパターコーン付近の長秒露光写真です。焦点距離600mmで絞りはf10、シャッタースピードは13秒です。

その後朝を迎えて見学を終えて記念撮影。5:30過ぎの写真になります。シャッタースピードが遅いので、頑張って動かないようにして頂き撮影しました。レントゲンや幕末の写真撮影のようですね。このお二人はツアー参加の数日後にハプナ・ビーチにて正式にプロポーズをしたとの報告をいただきました。もちろんそのプロポーズは無事成就しました! S君、Iちゃん、心からおめでとうございます。末永くお幸せに。

火口見学の後はチェーンオブクレーターズロードを観光しました。朝のキラウエアは人もまばらで、大自然の中で聞こえるのは風の音や葉のそよぐ音、美しい鳥のさえずり、そして溶岩を踏みしめるガラスを踏むような音のみ。360度パノラマの大自然の中、心に溜まった垢を落とすには最高の場所です。

私は特定の信仰を持たない身ですが、神の存在は信じています。その神は既存の特定の宗教の神ではなく、漠然と海の神、山の神、森の神、火の神など八百万の神という日本の神道やハワイ宗教に近い感覚です。地球を含めた宇宙が大好きなガチガチの理系脳な私も、さらにはハワイ火山観測所の火山学者たちでさえ、常に火山の神ペレのご機嫌を気にしています。私の尊敬する火山学者Dr. Swansonさんはじめ多くの火山学者もいつも火山の解説をする中でペレの名前が出てきます。火山とは人間が測り知ることができない巨大なパワーを目の当たりにする場所なんです。誰もが神の存在を認めざるを得ない場所、それがキラウエア火山だと思います。

この神聖な地を訪れる際は謙虚な気持ちになり、気の遠くなる年月をかけて神が築いてきた大地を決して汚さなぬように心がけて頂きたいです。ゴミは持ち帰る、溶岩樹などの溶岩地形やリソースを破壊しない、そこに暮らす動植物を大切にする、自然に立ち入る時は心の中で良いのでこの地に足を踏み入れることをお許しください、決してご迷惑をおかけしませんと誓って入っていってください。ハワイでは火山は非常に神聖で、日本でいう伊勢神宮や比叡山延暦寺のような感じでしょうか。私のツアーではもちろん小さな芽生えた植物を踏まないようにとか注意していますが、レンタカーで個人で行く方も、この場所は作られたディズニーランドではなく、ここにある全てが長い年月をかけて大自然の中の奇跡が積み重なり生まれたものだという事を理解して、後世に残していく大切な風景だという事を肝に銘じて守って頂くようお願いいたします。

そんな奇跡の象徴ともいうべきホーレイシーアーチも最後に見学してきました。ホーレイシーアーチを観る前に、私は可能な限りその一つ手前の展望台に立ち寄ります。そこにはシーアーチができる前の過程が観られるので、これを観た後にシーアーチを観るとどうしてこのような不思議な形になったのか理解できるからです。この日は超望遠レンズを持って車から降りたので写真がないので別な日に撮影した写真をご覧頂きます。下の写真の波でえぐられた場所はやがて天井が崩落して、削られていない飛び出した部分が突き出すような形になります。内部も波で破壊されるとアーチ状の岩となって残ります。右の海の中から岩が突き出していますが、これも過去のシーアーチが崩れ去った時の残骸です。

ツアー当日はどんよりと曇っていたので、全てが色を失いまるでモノクロ写真のような仕上がりになりました。しかし美しい色がない分、凄味があって迫力のある写真になりました。
岩を打つた波が引き、荒々しくけづられた黒い玄武岩に滝のように流れ落ちる水しぶきがかっこよかったです。

次はホーレイシーアーチです。雨が激しくなってきましたが、せっかく来たので観てみたいですとの言葉をいただき歩いて観てきました。下の写真が新展望台からiPhoneで撮影したホーレイシーアーチです。ちょっと遠いですね。
(2018年の大地震で展望台に大きな亀裂ができて、旧展望台は閉鎖されています)

望遠でも撮ってみました。アーチの右に旧展望台の石の柵が写っています。アーチ自体にも亀裂が入っているので、当時閉鎖中だった国立公園が再開する前に崩れて無くなってしまうかもしれないと心配されていましたが現在まだその姿を残してくれています。この危ういバランスはいつ崩れるかもしれません。多くの奇跡が積み重なってここに立っているのがシーアーチなんです。皆さんもまだ見ていない方は、いつ無くなるかわからない状況ですので、ぜひ訪れて写真に収めておいてください。

今回は2020年のゴールデンウィークのツアーをブログにしてみました。今後は不定期ですがハワイ島の最新の情報や、観光名所のオタク目線での楽しみ方、火山やハワイ島の動植物などをネタにブログを書いていきますのでよろしくお願い致します。弊社のAina nui Adventures のFaceBook や和田タイチョーの宿Kalaoa Garden B&B和田タイチョーのInstagram などをフォローしておいて頂けると更新情報が見られます。またこのホームページでも最新のアップデート情報が確認できます。

弊社ホームページのリニュアールを期に情報を発信していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。質問や感想などコメント欄に書き込んで頂けるとありがたいです。
Mahalo nui loa

和田タイチョー

2件のコメント

  1. 土江秀明

    こんにちは。写真とコメントを読ませていただいて、2016年のGWに和田タイチョーさんに家内と一緒にハワイ島の1日観光をエスコートしていただいた時のことを思い出しました。火山、星空など多岐に渡り最高のツアーでした。2022年のハワイ行きはチケット購入までしていたのですが、新型コロナ禍の規制を考慮して、仕事の都合で直前にキャンセルしました。次回には再びツアーをお願いしたいと思いますのでよろしくお願いします。

    • WadaYoshiharu

      土江さんコメントありがとうございます!
      2016年のGW、記録を見ましたら4/30にご案内させて頂いてますね。火山国立公園観光、夜の火口、星空観測までフルコースでしたね。
      長い間日本人がハワイに来れなくなり、本当に寂しいハワイでしたがやっとん日本人観光客を各観光地で見かけるようになりました。まだまだ以前と比べたら1割程度かなという感じですが、確実に良い状況に向かっています。ハワイ島はウェルカムな雰囲気でアロハスピリッツ満載ですのでぜひまた来てください。近日中にツアーに行ってきた件をブログに書きたいと思います。最新のハワイ島の観光状況を知るお手伝いになればと思っております。心からお待ちしています。

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